01 / 15
Knowledge OS Design Principles v1.0.0
UX
Principles
利用者が「考えなくても使える」体験をつくるための、設計判断の共通ルール。
迷わせない。説明しすぎない。人を主役にする。
Phase 2 — Good / Bad / Why を含むUX設計原則
02 / 15
01 UX Philosophy
使いやすさは、
説明の量では決まらない。
説明文を増やしても、操作が自然になるとは限りません。Knowledge OSは、利用者が迷う前に、画面の構造・言葉・順序で答えを示します。
良いUXとは、「正しく操作できた」ではなく、「迷わず目的を達成できた」状態です。
03 / 15
02 説明しなくても使える
画面を見れば、次の行動が分かる。
悪い例
ホーム
登録済み 125件
未処理 4件 / AI処理 121件
管理
詳細
数字と抽象的なボタンだけでは、何をすべきか分かりません。
良い例
今日やること
確認が必要な資料が3件あります
確認する
資料を追加
目的・状態・次の行動が一目で分かります。
なぜ:利用者は、機能を理解したいのではなく、仕事を前へ進めたいから。
04 / 15
03 AIを前面に出さない
AIではなく、
得られる結果を見せる。
悪い例
AI要約を実行
LLM Providerを選択し、Prompt Templateを実行します。
AI処理開始
良い例
この資料を短くまとめる
大切なポイントを読みやすく整理します。
まとめる
なぜ:利用者はAIの仕組みではなく、仕事がどう楽になるかを知りたいから。
05 / 15
04 資料が主役
AIより、資料を大きく見せる。
悪い例
- AIモデル名が最上部にある
- 処理方式が大きく表示される
- 資料の本文が小さい
- 内部状態が画面を占有する
良い例
- 資料タイトルと本文が中心
- 要約・タグ・関連資料は補助
- AI状態は必要なときだけ表示
- 利用者の作業が画面の中心
なぜ:Knowledge OSの価値はAIそのものではなく、会社の知識を使えることにあるから。
06 / 15
05 一画面一目的
ひとつの画面で、
ひとつのことに集中する。
悪い例
設定
AI、OCR、Runtime、Worker、Embedding、保存先、監視、ログ、モデル、API……
すべてを同じ画面に並べる。
良い例
設定を目的別に分ける
基本設定 / AIを選ぶ / 自動取り込み / 詳細設定
一般利用者には、必要な項目だけ見せる。
なぜ:選択肢が多いほど、人は判断を止めてしまうから。
07 / 15
06 専門用語を使わない
正確さより先に、
意味が伝わる言葉を選ぶ。
| 避ける言葉 | 使う言葉 |
| ナレッジ | 資料・メモ / 会社の知識 |
| ジョブ | AI処理 / 処理状況 |
| Embedding | AI検索の準備 |
| OCR | 文字を読み取る |
| Runtime | ローカルAI / AI接続 |
なぜ:知らない言葉を読むだけで、利用者は「自分向けではない」と感じるから。
08 / 15
07 高齢者でも使える
見える。押せる。
間違えても戻れる。
🔤
文字
本文16px以上。小さな補助文字でも14px未満にしない。
👆
操作
ボタン高さ44〜48px以上。クリック領域を広くする。
↩️
安心
削除は確認する。失敗時は戻り方と次の行動を示す。
なぜ:年齢やIT経験で、利用できる人を選ぶ製品にしないため。
09 / 15
08 迷わない導線
入口を減らし、
行き先を予測できるようにする。
資料を入れる
→
AIが整理する
→
探す・質問する
→
人が確認する
悪い例
同じ機能への入口が複数あり、どこから操作すべきか分からない。
良い例
左メニューとホームのクイック操作で、同じ目的へ迷わず到達できる。
なぜ:導線が多いことは自由ではなく、迷いを増やすことがあるから。
10 / 15
09 情報の優先順位
全部見せるのではなく、
今必要なものから見せる。
1
今日やること
確認・失敗・処理中など、行動が必要な情報。
なぜ:数字を見るだけでは仕事は進まず、行動につながる情報が先に必要だから。
11 / 15
10 状態を明確に伝える
色だけに頼らず、
言葉とアイコンで示す。
悪い例
状態を色だけで示す
何をすべきか説明がない
良い例
⚠️ 確認が必要です
AIが整理した内容を確認してください。
確認する
なぜ:色覚や画面環境に関係なく、意味と次の行動を伝える必要があるから。
12 / 15
11 エラー時の体験
失敗を知らせるだけでなく、
次にできることを示す。
悪い例
処理に失敗しました
HTTP 502 / provider_error / connection refused
良い例
AIに接続できませんでした
ローカルAIが停止している可能性があります。
もう一度試す
詳しい内容を見る
なぜ:利用者が必要なのは原因の専門説明ではなく、仕事へ戻る方法だから。
13 / 15
12 Progressive Disclosure
必要な人に、
必要な深さだけ見せる。
一般利用者
- 資料を追加
- 資料を探す
- AIに聞く
- 確認が必要なものを見る
詳細設定
- AI接続先
- OCRエンジン
- 保存場所
- RuntimeやAPI情報
なぜ:高度な機能を隠すことは機能不足ではなく、利用者を守る設計だから。
14 / 15
13 UX Review Checklist
画面を出す前に、
この7問で確認する。
- 3秒で、この画面の目的が分かるか
- 次に押す場所が1つに絞られているか
- 専門用語を一般語へ置き換えられないか
- AIや内部処理が主役になっていないか
- 文字・ボタン・余白は高齢者にも見やすいか
- 失敗時に、次の行動が示されているか
- この情報は本当に今見せる必要があるか
7問のうち1つでも「いいえ」があれば、機能追加より先にUXを見直します。
15 / 15
Phase 2 Summary
利用者に考えさせない。
仕事に集中させる。
Knowledge OSのUXは、機能を多く見せるためではなく、知識を迷わず使えるようにするために存在します。
画面の複雑さを、利用者へ渡さない。